副院長がバオに合流して、早3年


 早いもので、副院長がバオの診療に参加して、3年が経ちました。
参加した頃は、やや試行錯誤で、副院長にももっと現場でチカラを発揮したいという不完全燃焼的な思いをさせてきましたが、段階的に木曜診療(午前のみ)、火曜午後診を副院長担当としてきました。
 
 そして、副院長の希望で、試験的に火曜午後診は『予約優先制』も導入しました。
 
 はじめの頃は、院長・副院長で診療内容の多少のズレのようなものがあったかもしれませんが、最近はそれもほぼなくなり、患者様各位にも安心して診療を受けていただけるようになってきました。
 
 今一度、院長・副院長の診療の進め方というものをご説明致しますので、それらを参考にしていただき、受付時にどちらかの担当ご希望があれば、そのようにお申し出下さい。
 
 
院長は、鳥取大学卒業後、茨木市のキタオ動物病院(現動物メディカルセンター)で研修し、豊中/緑地公園で開業しました。当時、髪もふさふさでした。一度大阪ローカルのテレビにも出たことがあります。「ナイト・イン・ナイト」という番組でした。
 
 プロフィールにもありますように、かなりたくさんの学会・研究会に属しておりますのも、この道一筋ですから、数々の壁にぶつかり、それをなんとか乗り越えて、を繰り返す中で、そうなっていったわけです。
「できません」と言うのが嫌で、とにかく出来ないことを無くすことで、40年弱はあっという間だったわけです。
 
 いろんな種類の動物さん達も診せていただけるようになりました。
 
 それと西洋獣医学だけではなく、中医学・中獣医学も学び続けています。
 
 ということで、院長の診察は、そういうものが詰まったものになっています。
 
一方、副院長は、院長の長男として生まれ、酪農学園大学獣医学群獣医学類 伴侶動物医療学部門 眼科 を卒業後、兵庫ペット医療センターに約4年間勤務した後、バオ動物病院の副院長に着任しました。
 
 兵庫ペット医療センターでは、診療対象が犬猫だったので、現在主に哺乳類系エキゾさんの勉強をしています。そのうち診療範囲が爬虫類、両生類、魚類と広がっていく予定です。
 
 副院長は大学時代、眼科を専門としていましたので、現在も眼科診療は得意分野として、院長診の場合も眼のパートだけ交代することもあります。
 あと、心エコー検査もかなり勉強していて、心臓の詳しい検査は現在、副院長担当となっております。
 皮膚科、動物行動学、栄養学などもチカラを入れているようです。
 
 外科は、今までは院長の担当でしたが、少しずつ、副院長に任せていけるように、色々、技術的なことなど、伝えているところです。
 
 院長診は、永年の経験もあり、検査などは省く傾向もなきにしもあらずで、善し悪しの面があります。それにひきかえ、副院長は必要な検査はだいたい進める方で、ちゃんとデータをとって、それに基づいて治療を組み立てるというEBM(科学的根拠に基づく医療)を実践しています。
 
 
 私Dr.BAOは、副院長に任せた分、中医学の勉強(鍼灸・薬膳・漢方)をもっと進めていこうと思っております。
 
 少しずつ、副院長の担当が増えて行くであろう2023年です。
 
 これからも、患者様の声を真摯に受け止め、日々の糧とし、より良い診療を行っていけますよう、バオのスタッフ一同、努力を重ねていく所存でございます。
 
大変な時代は続きますが、これからもあなたと、あなたのかわいいパートナーのために、日夜精進してまいります。
 
副院長そしてバオ動物病院を何卒宜しくお願い申し上げます
m(_ _)m
 

2023.2.28
本院2F院長デスクにて
院長 柴尾 悟